【更新日：2017年11月】
今日はオーストリアのお菓子，ゲルムクヌーデル（あんずジャムのお団子）を作ってみました．食べやすいようにサイズや形はアレンジしてあります．
ドナウ川下流地域，オーストリア北部に広がるヴァッハウ渓谷（Wachau）は，あんずの産地として有名です．
材料
作り方
（１）塩（ひとつまみ，有塩バターの場合は無し），卵黄，室温に戻したバターをよく混ぜる．
（２）人肌に温めた牛乳にイースト，さとうを加える．
（３）バターが入っているボールに小麦粉をふるい入れ，（２）を加え，混ぜ，生地が滑らかになるまでこねる．
（４）ラップをかけ，温かいところに30分ほどおく．
（５）プラムジャムにブランデー（4滴くらい）とシナモン（一振り）を混ぜ合わせる．
（６）生地を6等分にし広げジャムを包んで，10分寝かせる．
（７）鍋に湯を沸かし塩を加え，弱火にして，団子を6分ほど茹でる．
（８）余分な水分をふき取り，ポピーシードをからめる．
（９）盛り付けの後，焦がしバター，粉糖をかけ仕上げる．
メモ
（５）でプラムジャムに混ぜ込むのは，ラム酒（大1/2）で代用できますし，ブランデーエッセンスやシナモンを加えなくても良いと思います．
（６）について…
本で紹介されていた作り方は，団子状に丸めるとのことでしたが，粘度の低い（水分の多い）ジャムを生地で包み丸めるのは少し大変でした．餃子のような形に包んだ方がつくりやすかったです．
直径8-10cmくらいにし，ジャムを包みます．
オーストリアのクネーデル
クネーデル（お団子料理）が有名なオーストリアの州といえばオーバーエステライヒ州とニーダーエスティライヒ州．
オーバーエステライヒ州のレストランでは毎年クヌーデル週間というのがあり，数十種類のクネーデルを楽しめるそうです．ジャガイモベースの団子（カルトッフェル・クヌーデル），パンベースの団子（ゼンメルクヌーデル）があり，ベーコンや挽肉を混ぜ込んだり，包んだりしたクヌーデルが一般的です．
ニーダーエステライヒ州の名物料理はアンズ（アプリコット）を詰め物にした甘い団子「マリレン・クヌードゥル」です．
ヴァッハウ渓谷の特産品がアプリコット．ドナウ川の北側，ヴァルト地方（Waldviertel）のケシの実もたくさん使います♪
つぎは何を食べようかなぁ...
Kompass Karten（2013）「オーストリアの名物料理」（ISBN 978-3-85026-154-8）．
