【更新日：2020年11月】
オーストリア、ブルゲンラント州（Burgenland）の伝統料理、キャベツのパイ「Burgenländischer Krautstrudel」を作ってみました．
本来は生地も手作り。小麦粉、卵、油、塩、水でフィロ生地のような薄い生地を作り、キャベツのフィリングを包みますが、今回は春巻きの皮で挑戦！！！
フィロ生地（...のような生地）はこちらをご参照ください。
材料
4～6人分
作り方
（１）玉ねぎ（スライス）をバター（20g）で、あめ色になるまで炒める。
（２）白ワインとブイヨン120mlを加える。（ブイヨンはあらかじめ規定量の水で溶いたもの：ブイヨン1個で300mlだと思います）
（３）キャベツ（千切り）を加え、塩、コショウ、キャラウェイを入れ、煮詰める。15－20分くらい。（弱火から中火で煮詰め、最後に強火にし、しっかりと水分を飛ばしました）
（４）粗熱を取り、生クリームを加える。
オーブンを190℃に予熱する。
（５）クッキングシートに春巻きの皮を4枚、正方形に並べ、中央にさらに1枚おく。溶かしバターを塗る。キャベツのフィリングを半量広げる。同様に春巻きの皮を4並べ、キャベツのフィリングの残りを乗せ広げる。
（６）手前からくるくると巻き込む。両サイドは内側に織り込み、フィリングがこぼれないようにする。
（７）表面に溶かしバターを塗る。春巻きの皮（最後の1枚）でつつみ、溶かしバターを塗る。竹串で4ヵ所くらい穴をあける。
（８）オーブンシートをしいた天板の上にのせ、オーブンで35～40分くらい。きつね色になるまで焼く。
メモ
（４）の工程、春巻きの皮の並べ方はこんな感じ。
各辺が重なるように並べてください。
フィロ生地ではなく、春巻きの皮で包んでも、パリッと焼けました。
焼いたら横に膨らんでしまいました...
とても熱く、また崩れやすいので切り分ける際は気を付けてください！！
生クリームとバターたっぷりの、オーストリア料理です。
今回紹介したのはオーストリア東部ブルゲラント州の伝統料理。もともとハンガリーの一部だったため、ハンガリー料理の影響が残っているそうです。キャベツもハンガリー料理によく使われる材料なのだとか。
つぎは何を食べようかなぁ...
Kompass Karten（2013）「オーストリアの名物料理」（ISBN 978-3-85026-154-8）．
