【更新日:2018年4月】
今日は,ドライフルーツを使ってプディングを作ってみました.
今回のレシピは料理や園芸などライフスタイルを提案するアメリカ人実業家マーサ・スチュワートの「sticky toffee pudding」のレシピを参考にしています.
今回のお菓子は蒸しパンのような仕上がりの焼き菓子です.
材料
マフィンカップ(直径8㎝×高さ5㎝)12個分くらいです.
作り方
(1)ナツメヤシの種を取り除き,5㎜ー1㎝角にきざむ.ナツメヤシをボウルに入れ(エスプレッソなど濃い目の)熱いコーヒーを注ぎ入れ,10分ほど浸す.重曹を加え軽く混ぜ,5分ほど浸す.
(2)別のボウルに室温のバターを入れヘラで崩し,砂糖を少しずつ加えながら泡だて器ですり混ぜていく.卵を1つずつ加え,その都度泡だて器でよく混ぜる.
(3)(2)へふるった粉類と(1)をコーヒー液ごと交互に加える(その都度ヘラで混ぜる).
オーブンを170℃に予熱する.
(4)マフィン型にいれ(8分目くらい),オーブンで20分程度焼く.
竹串を指し何もついてこなければ,出来上がり.クーラーに出して冷ましてください.
メモ
粉類は(ふるうのではなく)すべてをボウルに入れ,泡だて器で混ぜるだけでも大丈夫です.
メジュール種のデーツはタネ離れが良いように感じます.(1)キッチンバサミを使ってきざむと簡単にできます.デーツをコーヒーに浸している10分の間に(2)の作業を進めてください.
砂糖は素焚糖を使っていますが,三温糖や上白糖でも作れます.上白糖だと仕上がりの色やコクが少し薄くなるかもしれません.
なつかしい黒糖蒸しパンって感じの味でした♪
冷蔵庫で保存することもできます.冷たいプディングとして食べても美味しいと思います.また,電子レンジで1分ほど温めるとフワフワ-モチモチに戻ります.熱くなるので注意して食べてください!
黒砂糖をトッピングして焼きました.焼き立てはサクッとして美味しいです.甘いのが好きな人は,黒砂糖やチョコレートチップを乗せて焼いてみてください♪
『デーツをドライイチジクに,コーヒーを温めた牛乳に』変えて作っても美味しいです.イチジクのつぶつぶとした種の食感を楽しめるお菓子になります.
オーブンシートを敷いた天板に生地を流し込んで焼き(160℃20分くらい),粗熱が取れてから好みの型で抜くという方法でも作れます.
デーツ
デーツ(Date)とはナツメヤシの果実のこと.楕円形をしており真ん中に細長い種が一つ入っています.《ころ》「キプロスでは実がなったヤシの木を見たね!」
たぶんヤシの木です.キプロスのキャメルパークをお散歩した時のこと.
干して褐色になったドライフルーツは栄養価も高く注目されている食材のひとつです.
中東やアフリカで主要な食品となっています.そういえばドバイ空港にはデーツのお土産がいっぱい売っていました! その時に缶入りのちょっと高級なデーツを買いました.
デーツはドライフルーツとしてだけではなく,乾燥させて粉にしたり,シロップにしたり,お酒にしたりと様々に使われています.
今回使ったマジョール種(medjool dates).主にアメリカで栽培されている品種です.大粒,コクのある甘さ,ねっとりとした食感が特徴なのだとか(参照:完全無添加、最高グレードの「マジョールデーツ」).
アメリカ産なので...アメリカの会員制ホールセール「コストコ」でも購入できます.
ドイツのお散歩で買ったデーツ(写真左側)はイラン産のスタメラン種かな!?
マジョール種より小さめの果実.黒っぽくて,詰まった果肉はちょっと繊維っぽいです.中東やアメリカで生産されているデーツにはたくさんの品種があります.品種により,大きさや色,味などに違いがあります.
日本でも輸入食品を販売するお店でよく見かけるようになりました!デーツのドライフルーツは黒砂糖のような甘さがあります.今回は砂糖も加えてお菓子を作りましたが,デーツの甘さを生かせば砂糖なしでも甘いお菓子が作れます(「ドライフルーツのケークサレ(cake salé)」)♪ ドライフルーツとして食べるだけではなく,お菓子やサラダ,煮込み料理にも使ってみてください.
つぎは何を食べようかなぁ...