【更新日:2020年12月】
今日はオーストリアのおやつパラチンケンを作ってみました.
材料
(フライパンの大きさによりますが)6枚くらい焼けます
作り方
(1)卵と牛乳をしっかり混ぜる。粉をふるい入れ混ぜる。
(2)残りの材料を加え混ぜ、30分置いておく。
(3)フライパンにバター(分量外)を塗り、生地を流し込み、両面を焼く。
(4)ジャムなどを塗り、くるくると巻いて盛り付ける。
メモ
今回はクリームチーズとはちみつ、ジャムのパラチンケンにしました。
クレープ生地を焼くときは、冷えたバターの塊をフォークなどにさし、生地を焼くごとにフライパンに塗ると...ちょうどよい量を塗り広げられます。
ちょっと不思議な名前のデザート。
パラチンケンはルーマニアのお菓子パラチンタに由来があります。パラチンタは薄く焼いたパンケーキという意味です。このルーマニアのお菓子がハンガリー経由で(ハプスブルク帝国時代に)ウィーンに伝わりました。19世紀ころには一般的な料理になっていたそうです。
クレープ生地にカッテージチーズのフィリングやジャムを巻いて食べることが多いようです。カッテージチーズ入りは「Topfenpalatschinken」。あんずジャム入りのパラチンケンは「Palatschinken mit Marillenmarmelade」。
≪ころ≫「あんずはオーストリアの名物だもんね!!」
生地のレシピも様々で、砂糖がほとんど入らないものや、溶かしバターを加えないレシピがあります。
今回はバニラシュガーの代わりにバニラオイルを加えて作りました。
~ドイツのクレープ~
オーストリアのお隣、ドイツ。
昔...ドイツで売っているクレープを見たときは、ちょっと寂しくなりました。
日本で食べるクレープはクリームやフルーツ、アイスなどなどトッピングがいっぱい。キラキラしてて、(カロリーを考えなければ)幸せになれるデザートです、
一方、ドイツのクレープは、基本さとう。砂糖をかけるかチョコを塗るかといいた感じで
ちょっと寂しいデザートだなと思ってしまいました。でも、無駄のない感じで...それはそれで良いのかなと思います。
2019年にケルンのカフェで食べたパラチンケンみたいなクレープ。
ベリーのジャム付きです。
あ。ドイツにもフルーツなどを盛り付けたパンケーキを出す店はあります。
プファンクーヘン(Pfannkuchen)
ヴュルツブルクで食べました!
クレープ生地で、甘くない具材を巻いた料理も。
フランクフルトのレストランで。もう このお店はなくなってしまったようです。
つぎは何を食べようかなぁ...
Kompass Karten(2013)「オーストリアの名物料理」(ISBN 978-3-85026-154-8).